ビジョンを明確にすることで勉強へのエネルギーが持続する当塾生たち

小学4年生に入塾した生徒、A君の例です。A君は、学力的には本当に「ふつう」の成績の生徒でした。もちろん、小学4年生で、当塾の算数文章題をすることで、「考えて考えて考え抜く」姿勢を身につけてゆきました。
さらに、塾では、毎回、偉人の伝記を読んでもらい感想文を書いてもらうのですが、A君は、毎回、毎回、伝記に感動していました。「自分も、このような生き方をしたい。昔の偉い人はみんな、子どもの頃に苦しいことがあって、乗りこえた人ばかりだ。」「世の中の人のためになりたい」というような感想を繰り返し書いていました。
そのうち、勉強の姿勢が変わってきたのです。人が自分より先に進んでいたとしても、動じない不動心が芽生えてきました。むしろ、自分の足りないところを見つけて、そこを繰り返し出来るようになるまでしたいという気持ちが強くなってゆきました。
A君が小学6年生になると、塾では中学校の予習をします。その時も、スモールステップで、本人にあったところから無理なく進める時間と、集団で進める授業と組み合わせているのですが、この生徒は、もくもくと自分のペースで中学1年生の英語・数学の予習を進めてゆきました。
中学になって、5教科ともにほとんどが「5」、5教科の合計が470から480になることも珍しいことではありませんでした。しかし、この生徒のすごいのは、偉そうな態度を取らない点でした。
高得点を取っても、できなかったところを振り返り、「まだこんな問題が苦手なので、このような応用問題をください」と言って、こつこつと、進めてゆくのです。テストの結果が良くても、決して慢心することなく、勉強のエネルギーが衰えることがありません。いつしか、みんなから一目置かれ、他の生徒に慕われる存在となってゆきました。
A君の原動力は、自分の将来を見据えた明確なビジョンです。将来、なりたいものをはっきり持ってしまったために、勉強するのは、自分のため、自分の将来の夢を果たすためと、願いに向かって一直線で歩むことができるのでしょう。そして、小学生の時に培った、「自分で考え、絵や図を書いたら、必ずわかるはず」という自信が、大きな力となっていると思えてなりません。

当塾の中3クラス20人中8人が、近畿圏の模擬テストで1万人中300番台以内に!

この8人中7人が当塾の小学生クラスから入塾した生徒です。小学生で入塾する生徒は、本当に学校の勉強だけをしている普通の学力の生徒がほとんどです。しかし、決して解き方を教えない算数文章題で、ヒントだけをもらい、絵や図を書く特訓した子どもたちが、中学に入って決定的な伸びを示していっています。