これは言わないで! NG集 その2

■「勉強しなさい」と言って、親はテレビやレンタルビデオを見ている。これはNG。
子どもに勉強させたいなら、お父さんやお母さんは音や映像を消さないといけません。一緒に、横でご自分の本を読まれたり、ご自身の勉強をされることが、一番大切です。子どもは親の後姿を真似しているだけなのですから。
■「ね。だから言ったでしょ。わかった?。」はNGです。
この言葉の奥には「どう。私(お父さんまたはお母さん)はすごいでしょう。」という優位の思いであったり、「どうだ、まいったか。私は正しい」というどちらが正しいかを決めて、「相手をやり込めることが価値のあること」という価値観を子どもに植え付けてしまいます。どちらの場合も、子どもたちは、友達に対して、同じように話をし、人間関係をつくってゆくかもしれません。前者の場合であれば、「私はできる。」という見方をし、友達を見下すことになり、友達からは反感をもたれるために、友達が離れてしまうことになってしまいます。後者の場合であれば、常に人間関係は闘いであり、言い負かされたらおしまいと思って、相手が「まいった」というまで人を責め続けることになります。そうすると、都合の悪いことがあると人のせいにしてしまい、自分で責任を負うことができず、自分には非がなかったということを言い続け、正しさの主張だけに人生を費やしてしまうことになりかねないかもしれません。