子どもたちは、もともと深く考える力がある

 先日、保護者懇談会で、小学生のAさんのお母さんに、最近はいかがですか?と尋ねると「成績が劇的にあがりました!」とおっしゃってくださいました。
 塾に入ってすぐの1学期と2学期では、信じられないくらいの上がり方だったそうです。
 テストもどの科目も100点ばかり取ってきて、一体どうしたの?と思うくらいだと言われていました。
 塾の小学部では、学校で習うような予習や復習は一切していません。けれども、成績が上がってしまう。それも4科目全部が・・・。これが、一人や二人ではなく、多くの生徒がその実感を持つのですから驚きです。
 塾を設立した当初は、学校の予習や復習を中心に行なって、成績が伸びることは伸びるのですが、義務でやっているという感じでした。
 しかし「どんぐり問題」という算数思考文章題への取り組みで、絵や図を書くだけで問題を解いてゆくようになったのではないかと思います。この算数思考文章題は、本当に不思議なほど深く考える思考力と算数の力、国語読解力がめきめきついていきます。
 今は、子ども達が深く考えるようになって、「賢い子が生まれていっている」という感じでしょうか。結局、勉強の出発点は、「興味を持って学ぶ」「子どもたちは、もともと深く考える力がある」ということに気づくだけだったというのが、私の実感です。