―勉強量と成績の「累乗の効果」の法則―

あきらめないで、勉強をし続けましょう。必ず結果はついてきます。
―勉強量と成績の「累乗の効果」の法則―
受験生および中1・中2の皆さんへ
中学3年生の皆さんであれば、「受験まであとわずかしかないのに、大丈夫だろうか」と不安がよぎり、勉強にも集中できないという方もおられることでしょう。また、中1・中2生の皆さんでは、2学期の期末テストが終わり、なかなか点数が伸びないのでどうしたらよいかと思っておられる方もおられることでしょう。

そんな時にこそお伝えしたいことがあります。脳科学であきらかになっている「累乗の法則」についてです。
ご存じの方もあるかもしれませんが、成績と勉強量には、累乗の法則たるものがあるそうです。皆さんには目標とする点数や偏差値があるでしょう。

その点数に達成した状態を1000とします。そして、毎日2時間勉強し続けていった場合、1週間続けて「1」のことを記憶したとします。2週目にはそれが「2」になったとしましょう。すると3週目まで続けると脳にたまって結果として出るものが「4」になるのです。4週目には「8」に、5週目には「16」6 週目には「32」となってゆきます。

しかし、目標となる1000は程遠いので、多くの方は効果がでないと思い、継続できなくなるのです。「自分はやっぱり駄目だ」「生まれつき自分は馬鹿なんだ」と思って挫折する方も多いようです。しかし、もし、ここで勉強を続けるとどうでしょう。7週目には「64」8週目には「128」9週目には「256」何と10週目には「512」になるのです。さらに11週目には「1024」、12週目には「2048」です。このあたりから、効果は目に見えて現れ出します。ですから、少なくても3カ月は勉強をし続けないと、結果は出ないということなんです。

「あの人は出来が違うなあ」という人も、きっと今までそうした勉強をしてきたから、その方の今があるのだと思います。結果が出ないとあきらめかけている皆さん、あきらめないで、勉強をし続けましょう。必ず結果はついてきます。

ただし、やりっぱなしの勉強、復習を伴わない勉強、テレビを見たり音楽を聞きながらの勉強など、正しい勉強法が身についていない方はそこから直してゆかないと効果はありませんので、ご注意ください。