塾は頭と心の鍛錬道場―試練に強い子ども達を育む

■塾は頭と心の鍛錬道場―試練に強い子ども達を育む
(小学生クラス)
今年もたくさんの小学生の子どもたちが、入塾してくださいました。
当塾の小学生クラスでは、ユニークな算数文章題を中心に思考力を高める授業を行なっています。長い文章題を絵や図や表を駆使して、子どもたちが自分の力で問題を解けた時、何にも代えがたい喜びを感じていきます。「よっしゃあ。」と思わず声をあげる子、1時間でも試行錯誤を繰り返し、あきらめない子。考えている時にわくわくしながら解いている子、など様々です。
もちろん、こうしたいい時ばかりではありません。どの子も、「壁」になる問題があります。それは人それぞれですが、どうしても解けない問題にぶつかる時が必ずあります。人生で言えば「試練の時」を子どもたちは擬似体験しているのです。試練にぶつかったとき、人によって反応は様々です。「自分にはできない」とあきらめてしまったり、「こんな問題とけるか」と怒り、投げやりになったり、答えさえ合えばよしとするかもしれませんし、「めんどくさい」とボーっとするだけになるかもしれません。
そんな時、私たちは、そっと見守りながら、あるときは、ヒントを出したり、意味を取り違えている箇所の言葉を説明したりします。しかし、ここで、保護者の皆さんにお願いしたい提案があります。それは「はてな帳」の作成です。
どんなノートでもかまいません。文章題で分からなかった問題を、家庭でも塾でも、そのノートに張り付けていってもらいたいのです。これを作ることで、子供たちのストレスは軽減され、次への意欲に変わります。わからなかった問題は、2か月後くらいに取り組むことで、多くは解決へと導かれてゆきます。大切なのは子どもたちが、喜んで問題を解いていることだと思います。
私は、今の学力がどのようであっても、「試練(問題)に強い生徒」「意志が強い生徒」が誕生すれば、必ず未来は変わってゆくと思っています。この文章題をすることで、子どもたちの脳の思考回路に転換が起こってゆきます。同時に、精神力が鍛えられ、試練に強い、粘りのある生徒が誕生します。ぜひ、当塾に通われる小学生の保護者の皆様には、子どもたちへの暖かいエールをお願いいたします。
(中学生クラス)
中学生の中間テストがほぼ終わりました。ここで、大切なことは、結果が良かったか、悪かったかだけで判断しないということです。ひとつの結果には良くても悪くても、少なくとも5つは原因があるものです。そして、どのような結果にも、良かった点と足りなかった点が存在しています。塾では、毎回、その結果に対して、どのような原因があったかを見てもらうために、「振り返りシート」を子どもたちに書いてもらっています。そうすると、自分が次回、どうすれば良いのかが自分自身で気がついてゆきます。間違いを繰り返さないために、振り返り見ることが、実は次のテストへの第一歩になっていると思います。ぜひ、保護者の皆様にもご協力いただき、共により一層の教育環境の向上に向かっていきたいと思います。