お子さんが元気にイキイキになる接し方5
お子さんが元気にイキイキになる接し方5
魔法のアクションクリプト
●将来の夢を語り合える親子関係をつくりましょう
子どもが家で勉強をしないことを、人のせいにしたり、もっと強制的に勉強をするように言って欲しいと言われる保護者の方もおられます。しかし、子どもが勉強しない環境を作ったのは、ご家庭なのです。一番の原因が家庭であるならば、その原因を取り除けば、子どもは勉強をするようになります。
例えば、点数ばかりに目がいって、結果を出さなければ子どもを叱るのは、大きな間違いです。考えることの楽しさや、自分で発見することの喜びや、結果よりも過程を大切にする関わりをされていたら、子どもたちは結果よりも、考えること、意味を知ること、発見すること、過程を知ることに重心が移ってゆきます。そんな子ども達は、勉強する時間や、考える時間、読書をする時間を楽しみとなり、それは自ずと、結果に現れてきます。さらに、中学生にもなると、子どもたちは意思が芽生えてきます。その意思を尊重し、将来の夢を語り合える親子関係ならば、子どもは、将来の夢と勉強がつながってゆき、勉強する必然を感じるのではないでしょうか。
そのような、関わりをぜひ、保護者の皆様、子ども達と作ってください。そして、行きたい高校を見つけ、その学校に足を運び、リアリティを持たせましょう。同時に、模擬テストを積極的に受験し、自分の今の学力でいけるかどうかを把握させましょう。現実を直視し、目標を持つ。こうした動機付けは、まさにお母さん方がその気になれば、いつからでもできることなのではないかと思います。