親と子の関わり-3
三段階の「聞く、聴く、訊く」という関わり方
「聞く」ということはものすごく能動的なものだということを実感したことがあります。私もこれは教えてもらったことですが、ただ単に耳で聞く状態を第1段階とすると、注意して相手の気持ちを深く聴こうとすることが第2段階。
そして、相手の人生や痛みや願い、欲求の次元まで深く訊ねるように聴き、深く出会おうとするのが第3段階であるということです。そこまで深く聴こうとすると、本当に深い出会いができることがあります。
もちろん、第3段階まで私もできていないと思いますが、聴こうとするこちらの姿勢が相手に響くのではないかと思っています。そのとき、子どもと出会っているという感覚はなくなり、一人の人間として深く出会っているという感覚を味わうことができます。
大切な親友と出会っているような感じです。いつもこんな風になれればいいのですが・・・。でも、ぜひ子どもたちと関わる周りの大人がチャレンジしていただければと願っています。