よくある質問3

Q 理科や社会が苦手です。どうすれば伸びるようになるでしょうか……
A 小学校も5年生くらいになると、子どもたちは非常に重要な理科や社会の単元を学校で習います。そして、あっという間にその重要な単元を習い終えてしまうのです。理科や社会は興味のある子には何もしなくても点数をとってしまいますが、興味を持てない子には、中学校になってますます嫌いになってしまうようです。小学校と中学校の教科書を見比べてみても、ポイントはほとんど同じです。小学校で重要なことは、中学校では超重要事項として教科書に出ていることが多いようです。
 ですから、小学校の4年から6年くらいの時期に、どれだけ理科や社会に興味を持つかで、中学生になって大きな分かれ道になると思います。
 では、どのようにすればいいのでしょうか。私は、「学習漫画」をおすすめしています。学研のひみつシリーズや、歴史の漫画、ドラえもんの学習漫画など、さまざまに本屋さんで売られています。このようなものこそ、この時期に読むのが最適です。
 この時、少しひと工夫が必要です。お子さんに「これを読みなさい」と言うと、また押し付けや義務になって、漫画すらも「勉強」になってしまう可能性があります。ですから、何も言わずに、適当なものを購入して、さりげなくリビングにでも置いておくのです。何日かたって、お子さんが読み出したらしめたもの。その時こそ、お子さんが「自分の意思」で「興味を持って学び始めた」ということになるのではないかと思います。
 勉強も興味から入ってゆくと感動や、発見があるのでなかなか忘れるものではありません。それに、漫画による視覚から入ったものは、記憶に残りやすいものです。歴史上の人物でも、写真や漫画で顔を知っていたら、中学で学んだ時に、即座に顔が思い浮かべられ、学校の授業を聞いているときも、その映像を浮かべながら話を聞くことになるでしょう。実際、歴史が好きで仕方がないという生徒は、ほとんど小学生の時期に人物像を漫画や図鑑で見たことがあり、とても馴染みのあるものであることが多いのです。
 もう一つ、付加えておくと、歴史漫画は、いくつかの出版社から出ていますが、できれば、人物の特徴がはっきりしていて、区別しやすい絵を描かれる漫画家のものがよいと思います。同じような顔ばかりが出てくるようでは、子どもたちはますます混乱するだけになるかも知れないからです。
 そして、決して「読みなさい」と言わないこと。子ども達には、どの子も「学びたい」という気持ちが強くあります。それを信じて、一度試してみていただければと思います。

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