「イデア進学ゼミ」が提案する、小学生のための勉強ガイド3
3.「目的を達成するために工夫する力」=「人間力」を養いましょう
「目的を達成するために工夫する力」…これは、私の塾でも、とても大切にしているキーワードです。目的を達成するためには、どうしても、自分が大切にしているものを一つに絞ってゆく必要があります。自分がやりたいことを我慢し、その時間を集中して目的達成のために努力しなければならないからです。こんな時に、忍耐力がつきます。そして、テストの点数では反映されない「人間力」がついてゆくのです。この人間力は、将来とても大きな力になります。
私たちの塾で、文章題を中心にしているのは、こうした「人間力」を養うためにあると言っても過言ではありません。一つの問題を徹底的に考え抜く力、忍耐力、目的を達成した時の喜びを味わうこと・・・こうした力が育まれています。ご家庭でできることとして、文章題でも、パズルでも構いませんので、ぜひ、週に1度でもこうした時間を作って差し上げてください。
4.5年生までと6年生とでは、勉強の仕方を分けて考えます
5年生までのお子さんは、徹底した思考力の養成が必要と思います。思考力を身につけるのは、小学5年生までが最適です。頭が柔らかいこの時期にしかできないことをしてあげるべきだと思います。
しかし、6年生は違います。間もなく中学に入るわけですし、このくらいのお子さんは、暗記力が優れています。鍛えればどんどん覚えることができます。そのためには英語の暗記は最も適しています。暗記力がつくと、他の科目もなんでも暗記できるようになってしまうのが驚きです。また、英語や算数計算を通して、きれいな字で正しいノートの書き方を覚えてゆきましょう。
また、6年生には、ぜひ、中学校での勉強の仕方、授業の聞き方、テストの受け方、心構えなどを、説明してあげましょう。そして、ぜひ歴史に興味を向けてもらいたいと思います。歴史に出てくる人物の伝記や漫画でも構いません。どんどん本を読ませましょう。必ずお子さんの人生に大きな良い影響を与えることでしょう。歴史の大きな図鑑なども、買ってあげるのもいいかもしれません。歴史の漫画も大賛成です。
さらに、理科の漫画など買いそろえてあげるといいと思います。学研の「科学と学習」なんかもお子さんが興味を持てば、買ってあげてほしいものです。
お子さんには、無限の可能性があります。とにかく基本は、お子さんがやりたいと思ってやるように、ご両親ができるのは、環境を整えることと「なぜ、こう思うのだろう、なぜこうなったと思う?など、「問いかけ」をして上げることだと思います。