新小学1年生との出会い

新小学1年生との出会い
 先日、塾生の保護者の方から、下の子が今度、小学1年になるのだけれど、塾に入れてもらえないかとのご相談がありました。
 当塾は、小学2年生からなのですが、小学1年の終わりでも、集中力と根気があるお子さんの場合は、面接の上、入塾いただくケースがあります。昨年も1年生の終わりに、そうした生徒が二人来られて、入塾されました。その子達が、ものすごく喜んで塾に来られているということと、とても思考力や国語・算数の力が伸びているのを見ておられて、今回、お電話をいただくことになりました。
 今度、新小学1年生なら、ひらがなも読み書きできるかどうかわからないし、どんなものだろうかと思いながら、とりあえずお子さんと一緒に来ていただいて面接させていただくことにしました。
 新小学1年生になるその子に、当塾の算数の文章問題をしていただいたのですが、私自身が驚くことになりました。長い文章を、ほぼ正確に読み取って絵や図にしているのです。その絵がとてもユニークで、意味をつかんでいることがよくわかりました。ひらがなや数字は、最近練習しだしているところのようなので、正確に書けない字もあるのですが、文章を読み取る力は、相当なものだと思いました。そして、夢中になって解いているのです。これならば、入塾されても十分に伸びてゆくと判断し、来ていただくことにしました。
 聞けば、本が大好きで、何でもとても興味があるとのこと。私は小学生の間は、「楽しんで勉強する」ことがとても大切だと感じています。小学校に入学するまでに、じっくり、ゆっくり、お絵かきを楽しんだり、本を読んだりしてゆくならば、このように書くことには慣れていなくても、「考える力」は育まれてゆくことを、実感しました。