英語の暗唱から知った子どもたちの可能性の凄さ
英語の暗唱から知った子どもたちの可能性の凄さ
塾をし始めて、まもない頃、ものすごく驚いたことがあります。
それは中学1年生の夏休みに9人ほどのクラスで、
中学1年の英語の教科書を
暗唱してもらったときのことです。
このクラスは中1に入る前の3月の春休みから、
教科書の暗唱を1学期の間、
ずっと教科書の暗唱と単語の暗記を中心に行っていました。
ほとんどが、1ページずつの暗唱です。
たまに1レッスンずつの暗唱を通してさせたりもしていました。
ほとんどの生徒に教科書の単語と本文を日頃、
暗記してもらっていたのですが、
この日は総まとめという意味で、順番に教科書の初めから、
暗唱してくださいと言いました。
一人目のT君は、レッスン1からとうとう、
教科書の最後までを実に20分かけて言い続けたのです。
次のH君も同じでした。
その次のDさんも・・・。
それは本当にすごい光景でした。
暗唱できた生徒は、ノートにすらすらと
教科書の本文を書くテストをしていました。
「この子たちは、教科書を自分でつくれるんだ!」
私は、この時期の子どもたちがいかに暗記力があるのか、
人間の力の可能性を見せていただいたように思いました。